イベントレポ

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2007年3月25日(日)
ミニ四駆25周年 ミニ四駆まつり at浅草ROX
朝からあいにくの雨模様となった関東ですが、浅草ROX3スーパーマルチコートは一応屋内施設なので(側面がフェンスなので寒いけど)安心です。
小学生の頃は札幌駅前のデパート屋上がスーパージャパンカップなどの会場だったので、雨天だと中止という悲しい事になってましたからね。

開場の9時を10分ほど回ったところでROXに到着。
まだレースは開始されていませんが、フリー走行の激しい音が鳴り響いております。
会場内は子供よりも私と同じく20代位の人が多い感じです。

まずはイベントのお約束の物販へ。

フルカウルミニ四駆が大量に置かれていました。
復刻版の「ウイニングバード」「ライジングバード」を手に取っている人が結構いましたね。
限定品以外の販売されているキット全てに「ニッケル水素電池は使用できません」と言うシールが貼ってあったのが私的にツボにハマった。

パーツコーナーでは、さいたま市周辺では見つからなかった「FRPワイドプレート」「1.4mm中空プロペラシャフト」も売っていたので、さっそくライトニングに搭載しましたよ。

アウトレットのコーナーでは「ベルダーガ」「トルクルーザー」に混じって「ポセイドンXブラックスペシャル」までもが半額で投売りされていましたorz
しかも、欲しい人は既に皆とっくに持っているようで、最後まで売れ残っていたよ(笑)

今回の「ミニ四駆まつり」会場限定販売は「ネオファルコン」のゴールドメッキボディ&ブラックメッキホイール仕様ですが、この前の次世代WHFで余った?「マンタレイMk.U」のピンクメッキボディ&シルバーメッキホイール仕様と、イベント会場のみで毎回販売するっぽい「アバンテMk.U」シルバーメッキボディおよびブラックメッキボディ仕様の4種類のキットでした。

アバンテMk.Uはモデラーズギャラリーで買ったレッドメッキが在るので、今回はネオファルコンとマンタレイMk.Uを買いました。

ちなみに、後で見たら私の買った2つは完売してました。

欲しいものは手に入ったので、さっそく取材開始です。
手始めに展示コーナーから。

ミニ四駆25周年という事で、年表と共に時代を代表するマシンやイベントの写真などが飾られていました。




1982年のミニ四駆第一号からコミカルミニ四駆、レーサーミニ四駆、初代ダッシュマシンの数々。



80年代後半のワイルドミニ四駆から90年代前半のトラッキンミニ四駆、レーサーミニ四駆と後期ダッシュマシン。



90年代後半に第2次ミニ四駆ブームを巻き起こした「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場するフルカウルミニ四駆と、ミニ四駆なのに走らないと言う衝撃を与えた(笑)リアルミニ四駆、および当時流行っていたRV車ベースのコミカルミニ四駆。
数合わせの為に、マグナムの中にぽつんと置かれたソニックセイバーが哀愁を漂わせてます。



流行ったと言う記憶が無いミニFとラジ四駆。
フルカウルの裏で余り目立たなかったスーパーと、エアロの裏で輪を掛けて目立たなかったマイティ。

限定品のボディパーツとミニ四駆関連本色々。
各種グッズやビデオ、コラム?などなど。

その裏でも様々な企画展示が。


デザインコンテストを開催する関係で、クレイモデルや木型の展示がありました。
中でもビートマグナムが出来るまでの工程は、幻の小径タイヤ仕様クレイモデルも見られてマグナムスキーとしては嬉しい限りです。
そして、そんなマグナムスキーの皆様に朗報が・・・

ミニ四駆PROにてマグナムが復活するみたいです!
しかも、こしたてつひろ大先生直々のデザインとの事ですから、期待するなと言う方が無理です。
続報が楽しみで仕方が在りません。

続いては未来のミニ四駆のコーナー。
上段では「ミニ四駆オンライン」で募集したアイディアが発表されていました。





さらに下段には「2030年ごろ発売?!」と書かれた「未来新製品案内」のサンプル展示が。
どれも斬新過ぎて声が出ないです(苦笑)
鉢植えを見たときは流石に「あるあ・・・ねーよwww」と思いましたよ。
一番最後のフランジベアリングローラー(昔限定販売されたらしい?)とFRPパーツ等は、今すぐにでも製品化して欲しい感じがしますけどね。


そしてPROの新型マシン「キーンホークJr.」の発表です。
なんか、こっちの方が「マンタレイMk.U」って名前が似合いそうなのは気のせいですか、そうですか・・・。
巧い具合にニコイチすると真の「マンタレイMk.U」が出来そうですね。

復刻版の「ホットショットJr.」「ウイニングバード」「ライジングバード」とクラシックパーツセットのサンプル展示、および参考出品のトラッキンミニ四駆。
これはトラッキン復活の可能性が高いと言う事ですか?

こちらも「ミニ四駆オンライン」で募集されていたミニ四駆の思い出が発表されています。
その中に半分くらいタミヤ社員のミニ四駆に纏わる思い出も混ざっていました。

そして、その横にモモーイの自伝の中の一節が抜き出されていました。
女の子の友達の誕生日に「サンダーショットJr.ブラックスペシャル」をプレゼントしたら引かれたらしいですよ(笑)
あと、今回のイベント中に何度か会場内で桃井はるこの弾き語りによる「ダッシュ!四駆郎」オープニングテーマ「BE TOP」が流れていました。
モモーイはそんなにミニ四駆が好きだったのか!?

ミニ四駆GPX」と謎のミニPCゲームの体験コーナーは子供達に人気のようでした。

続いて今回のコースを紹介します。
コース中央部にピット用スペースがある為、会場内からはコース全体を見渡すことが困難です。
つーこって、ROX3のビル3階より撮影しました。

右下の部分がスタートで、ホームストレートの後に右コーナー、ショートストレートが在ってさらに右コーナー、バンク状のレーンチェンジを越えた先の左コーナーを2つ通過するとバックストレッチです。
そこにテーブルトップが在り、直後にヘアピンがあるので吹っ飛ぶマシンが非常に多かったです。
稀にレーンチェンジ付近で吹っ飛ぶマシンも居ましたね。

レーンチェンジ付近とホームストレート。

レースの方ですが、ワイルド・コミカルではバックストレッチのみを使用した直線レースで、他は予選・決勝ともに5周の勝負でした。
予選は時間内ならば、権利を取るまで=1位で完走するまで何回でも参戦できます。
過去のスーパージャパンカップ等に比べればシンプルなコースですが、5周目の最終コーナーで吹っ飛ぶマシンも続出でドラマチックなレースが展開していましたよ。

1stジェネレーションが終了し、午後のイベントはコンクールデレガンスからスタート。
MCガッツの右に居る人は「ミニヨンクラブ」でお馴染みの桜庭ちゃん、左の人は会場から立候補した一般審査員のレーサーです。
風力発電キットを搭載したマシンや、ボディが自作の隼という凄いマシンも在りましたが、大賞は原作の設定を忠実に再現した「エンペラー」に決定しました。

引き続き25周年記念セレモニーへ。
くす玉が割れて中から「祝ミニ四駆25周年」と書かれた垂れ幕が登場。

さらに、記念のケーキまで用意されていました。
いやぁ、25周年ともなると凄いですね。
右の写真は入口付近に在った献花です。



そしてミニ四駆の歴史を振り返るコーナーとなりました。
90年代はガッツではなくファイターが活躍していたんだよなぁ・・・。(遠い目)
何やら国際的な「学生リーグ」なんて物を発足させちゃうみたいです。
新世代ミニ四駆の勢いは留まる所を知らないと見える!

そんなこんなでステージイベントも終了し、ついに私も参加する2ndジェネレーションのスタートです。
フリー走行でショートスタビを1本紛失し、探したけど自分のではない物が1本しか見つからず(恐らく取り違えられた)、仕方ないのでそれで参加しましたよ。
リヤローラーが前日と違うのはその影響です。

左が前日の段階の最終仕様で、右がオープン部門予選2回目の際の仕様。
ローラーワイドマウントをFRPワイドプレートに交換したことで、フロントの幅が更に大きくなったが前後のローラー間距離は長くなりました。

使用したパーツは、
FRPワイドプレート
スーパーXシャーシ・FRPマルチ強化プレート
スーパーXシャーシ・FRPリヤーローラーステー
ショートスタビローラー*2セット
スーパーXシャーシ・ゴールドターミナル
ミニ四駆60mmHG強化シャフト
ダンガンレーサーHGボールベアリング2個セット*2
丸穴ボールベアリング4個セット
1.4mm中空軽量プロペラシャフト
トルクチューンモーター
本体も含めると総額3600円(全て定価で税別)にもなりますね。

左が2ndジェネレーション部門参戦時のセッティング、右がオープン部門2回目の参戦時のセッティングです。

さて、2ndジェネレーション部門の結果ですが、2回予選に参加して2回ともビリで完走しました。
なんつーか、私のライトニングマグナムは段違いに遅かったですorz
その分コースアウトする兆しは全く見せなかった訳ですが・・・。

唯一の救いは、ガッツが私のマシンを見て「ライトニングマグナムと言えば、僕がMCガッツになって初めてのイベントでの先攻販売がこのマシンだったんですよね。」と話題にしてくれた事ですかね(笑)

2ndジェネレーション部門決勝レースのスタートの瞬間。

オープン部門に移行し、私はモーターをトルクチューンからパワーダッシュに変更。
通常のレースでは当然使用できませんが、今回のオープン部門でだけはハイパーダッシュ2、マッハダッシュ、スプリントダッシュと共に使用可能なのです。

まずは1回目の挑戦。
PROでの参加者が多く、モーター性能の差で他を圧倒してトップで第1コーナー突入。
順調にトップをキープしたままテーブルトップを越えて最終コーナーへ。
そして・・・
マグナムトルネード!!!
うはwww1周すらできなかったよwww
モーターパワーにマシンの安定性が付いて行けなかったようです。

大掛かりなセッティング変更をするほどパーツを持ち合わせていないため、多少でもスピードを落とすのを目的に電池をブレイクインに使用した普通のアルカリに変更。
さらにフロントローラーにラバーゴムリングを付けて摩擦抵抗を上げました。

そして、2回目の挑戦。
イン側の5コースからスタート。
トップに立って2週目へ突入。
今回は順調に周回してくれています。
3、4週目で追い上げてきたマシンに抜かれて2位に転落。
ファイナルラップでの巻き返しを願いつつ4週目の最終コーナーへ突入。
そして・・・
マグナムトルネード!!!
あちゃぁ;;
周回を重ねてマシンが温まって来たからか、ローラーがガタついて来たからかは知りませんが、ここで試合終了です。

オープン部門決勝レースのゴールの瞬間。

結果はあまり良いものでは在りませんでしたが、初めてタミヤの公式レースに参加できて嬉しかったです。
小・中学生の頃は落選して1回も出られませんでしたからね。

レースの後はお楽しみ抽選会です。
商品は写っている物以外にも、アキバ直送のおでん缶や「浅草ROXまつり湯」の入湯券、限定カラーのタイヤなどが入っている小袋が在りました。
まぁ、結論から言うと私は何も当たりませんでしたよ。

最後にお土産を皆に配っていたのですが、なんでミニ四駆と何の関係も無いお菓子なんだろうか?

その後、「ステージの上でガッツと桜庭ちゃんと一緒に記念撮影をどうぞ〜」という感じで言われ、子供や家族連れの人達が写真を撮ってました。
が、そのうちオッサン連中もネタで?記念撮影をしだしましたよ。
これはチャーンス!と言うことで、タミヤのスタッフの人にお願いして1枚撮って貰いました。

優勝した訳でも無いのにマシンを掲げている俺ワロスwww

記念撮影が終わった後、客も疎らになって来た中でガッツと桜庭ちゃんにサインを求めている人々を発見。
つーこって、私もガッツにサインを貰っちゃいました(笑)

キットの箱にしようかとも思ったけど、パーツケースにしてもらっている人が居たので私もそれに倣ってみました。
昔から私は、ファイターとかビーダマンの人とか、今ならマスクド・ライガーDとか、派手な格好でMCをしている人達を尊敬してますんでね。

という感じで「ミニ四駆まつり」のレポをお送りしました。
子供から大人まで楽しめる良いイベントでしたね。
たまたま浅草に来たっぽい方々も、物珍しさや懐かしさを持ってレースを見つめていたのが印象的でした。
中には、決勝レースを見て「あの速さの違いは電池の差だな!」と繰り返し家族に説明している知ったかオジサンとかも居ましたけどね(笑)
決勝は電池支給だから純粋にセッティングの差だっての!

モデラーズギャラリーの時もそうでしたが、タミヤはイベントでは撮影を禁止しないどころか、逆に薦めている様な所さえあるのが好印象ですね。
こーゆー雰囲気だとプレス参加ではない私でも積極的に取材が出来て嬉しいよ。

とりあえず今回のイベントで、タミヤはまだまだミニ四駆を終わらせるつもりは無いと言うことが分かりました。
このままの勢いで、30周年の記念イベントが開かれる事を楽しみにしています。