イベントレポ

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2007年8月4日(土)
タミヤモデラーズギャラリー2007 東京会場
1年振りにやって参りました池袋東武百貨店!
人が少なくて撮影が楽な平日に行きたかったんですが、情景王:山田卓司氏のトークショーが行われるという事で土曜日の参加となりました。


東武のチラシ                                会場図     

ちなみに、東武でのタミヤモデラーズギャラリーは今年で25周年らしいです。
ミニ四駆も今年で25周年なので、2007年はタミヤにとって色々と御目出度い年のようです。




前回に続き今回も実車が1台展示されていました。
1965年のF1グランプリに参戦したホンダのフォーミュラーカー「RA272」です。
俗に言う「葉巻型」って奴ですかね。










今回の特別展示のひとつ「1/24スポーツカーシリーズ300作記念展示」です。
大きなケースの中にカテゴリーごとに並んだ数々の名車たちは、私のようなスポーツカー好きには堪りませんな!
というか、こんなに沢山のスポーツカーのプラモが並んでいるのを見るのは初めてだわ。









タミヤのホームページによると「1台1台手作りの完成モデルです。スケールモデルのキットをそのまま専門スタッフが手作業で仕上げています。それだけにダイキャストモデルにはないプラモデルならではのシャープなディテール表現が、ひと味違った完成モデルの世界を生み出します。もちろん、モデルは塗装済み。」というのが売りのマスターワークコレクションとダイキャスト製完成品モデルのコレクターズクラブの展示です。
素晴らしい出来なのは認めますが、如何せんお値段が・・・。
画像の1/350戦艦大和(全長751mm)は75600円もしますからねぇ〜。
1/35MMフィギュアコレクションの動物セットが紛れ込んでいたのは謎です(笑)








各種RCカーのコーナーです。
RCは小学生の時に「ニスモクラリオンGT-R LM」を買いましたが、その後全く買ってないですねぇ。
欲しいのは結構あるんですけど、走らせる場所もないしプロポとかバッテリー買うと3万円じゃきかないですから;;






特別展示のミニ四駆25周年記念のコーナーです。
基本的には「ミニ四駆祭り」の時と同じなので、そちらの方もご覧あれ。
今回の目玉は、やはりミニ四駆の標本でしょうか。
レーサー、スーパー、フルカウル、リアル、マイティ、エアロの歴代マシンの実物がずらーっと磔にされてましたよ(笑)


ミニ四駆のコースの他に、ダンガンレーサーの成れの果て楽しいトレイン用のオーバルコース、ロボクラフトの対戦フィールドがありました。
ミニ四駆コースは朝から賑わっており、俺とは次元の違うマシンが走り回っていました・・・。



ロボクラフト、楽しい工作、ソーラー工作、エレクラフト、マブチモーターの作品例コーナー。
夏休みの自由研究に良いかもね。



1/35、1/48ミリタリーミニチュア(MM)のコーナー。



1/32エアークラフト、1/48傑作機、1/72ウォーバードコレクションのコーナー。

1/12オートバイ、1/700ウォーターラインと1/350戦艦大和。


新製品のコーナー?

物販コーナーです。
欲しい物はあったんですが、コミケとキャラホビがヤバ過ぎるので自重しました_| ̄|○
右の画像の「タイレルP34」はブルーとシルバーのメッキが非常に綺麗でした。(写りが悪くてスミマセン;;)











模型専門誌のコーナー。
「アーマーモデリング」「モデルアート」「モデルカーズ」「ホビージャパン」「ラジコンマガジン」「RC WORLD」「RCスポーツ」「RC CAR'S REVO」の紙面で紹介された作品の展示です。







東武モデラーズコンテストの応募作品の一部です。
何故か水銀燈が居て吹いたwww
カエルみたいな奴は「スーケロ」って題名だったので、おそらくスープラのフロント部を改造したものかと思われます。
車をカエルにするというのは斬新ですね。
東武賞の「タイムトラベル」という作品は圧倒的な存在感でした。





















特別展示というか、今回のモデラーズギャラリーのメインと思われる山田卓司情景作品展です。
大先生の作品を間近に見られる事なんてそうそう無いので、展示作品全てを写真に収めてきちゃいました(笑)
ミリタリー作品が中心なのですが、私的に気に入ったのはプラモ屋の風景を再現した作品ですね。
TVチャンピオン的には、こーゆー日常の風景を切り取った作品の方が多かったような気がします。

そして、13時から山田卓司トークショーが開催されました。
タミヤの人が簡単な略歴を紹介した後、アロハな山田先生登場!


最初に作ったタミヤ製品は、「アポロ1号」という後ろにトレーラーが付いて居る月面探査車だった。
子供の頃からプラモは結構作っていたけど、動力(モーター等)が付いている物は苦手だった。
ゼンマイはそのまま機構を填め込めば良いので楽だったけど、、電動になると配線やギヤの噛み合わせが旨く行かなかったから。
でも、その「アポロ1号」は簡単に組めたし3色の光を回転させながら走るギミックがあって、やっぱりタミヤは一味違うなぁと感じた。

本格的に作った最初の戦車模型は、小5の時くらいに買って貰った1/35パンサー戦車のリモコン版。
その後、バイクや戦艦なんかも作っていたけど、中学・高校の頃には殆ど1/35MMに集中していた。

小学生の頃、特撮番組の影響で「GIジョー」をビニールテープでグルグル巻きにしてウルトラマンみたいにしたりしていた影響と、タミヤの1/35の兵隊が熱で様々なポージングを取れる事を知って色々とやってみたのが1/35MMに傾倒して行ったきっかけ。

人形改造で入賞し、ホビージャパンに声を掛けて貰ったのがプロとしての最初の仕事。
それは来年で30年になる。

TVチャンピオンに最初に出た後、今までは周りからプラモなんて子供っぽい事は止めろと言われていたのが、逆に家族に尊敬されて激励されたのが嬉しかった。
さらに、自分の作品が子供から大人まで色々な人々に見て喜んでもらえるようになった事が嬉しかった。

雑誌で頼まれた作品は出来た後すぐに梱包して送っちゃうので、雑誌が出るまでじっくりと見ることが無かったりする。
よくジオラマを作っていて思うが、
一番凄いジオラマは一番最初の頭の中にある。
出来上がるとトホホという局面がよくある。

TVチャンピオンは、昭和のノスタルジー的な作品を作るきっかけになった番組。
言い過ぎかもしれないが、それは自分が発明したと自負している。

自分のモデラーとしての原点はタミヤに行き着くと思う。
海外に部分的に優れているメーカーは在るけれど、トータルとして見た場合やはりタミヤのプラモは優れている。
作っていて気持ち良いし、パッケのデザインや梱包の清潔さ等が良い。

自分だけ良けければ良いという楽しみ方も悪いわけではないが、純粋に良いものを作ろうと言う向上心は重要だと思う。
向上心と上昇志向は違う。
より良い物を作りたい、人に喜んでもらいたいというのは全てに通じる事。

沖縄の浦添市美術館で行われる作品展の為に何か新しく作ろうと思い、資料を探している中で終戦直後に撮られた赤ん坊を背負った女性ともう一人の女性が写っている写真に惹かれた。
それを元に情景作品を制作し会場に持って行った所、ニュースか新聞でその作品を見た人から「自分がその赤ん坊だ」という連絡があり、急遽対面する事になって写真についての話を聞く事ができた。


時間が押して最後に予定されていた山田氏への質問コーナーは無くなってしまいましたが、ここで氏から「お金の事に関しては答えませんよ(笑)皆さんも年収とか聞かれても答えたくないでしょ?」とのお言葉がwww

最後の最後に山田氏から、「この中に東武モデラーズコンテストに『マガモ』って作品出した人居ますか?」と逆に質問が。
会場内には居ないようでしたが、何か聞きたいことがあったみたいです。



これが「マガモ」ですが・・・

ってな感じで「タミヤモデラーズギャラリー2007」のイベントレポートをお届けしました〜。
ほとんどの作品がショーケースに入っているため、135万画素のケータイカメラでは非常に撮影が辛かったです。
反射で自身が写り込んじゃってますよねorz
あと、被写界震度が浅過ぎる・・・。
早くデジカメを買って撮影技術を磨かないとダメだな!

つーこって、汚い写真と拙い文章に付き合ってここまで読んでくれてありがとうございました。